【法人様向け】中~大ロットフィギュア製作
インジェクション(射出成形) | 寸法精度が高く、表現の自由度が高い製法のためキャラクターもののフィギュアに良く使われます。
UFOキャッチャーの景品になるようなキャラクターもののフィギュアのほとんどはインジェクションにて製造されています。
塗装はパーツ毎に分けてマスク塗装やパッド印刷する事ができるため、個体のバラツキを最小限に抑える事ができる製法です。
但し、その分金型のコストは高価でリードタイムも長くなります。素材はPVCやABSが主体で、溶かした材料を金型に流し込んで成形します。
金型の耐久性が高いため1つの金型で10,000個以上製作する事ができます。 |
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ソフトビニール | 戦隊ものや怪獣などの男児向けのキャラクター人形、女児向けのファッションドールなどに用いられている製法で、内部が空洞になっているのが特徴的です。
被り物や20cm以上の大型フィギュア、そして中空を生かした貯金箱などに最適です。
ソフトビニールの長所は柔らかく軽いフィギュアが作れることです。そして金型費用がインジェクションに比べて安価であるため初期投資を少なくする事が可能です。
また、フィギュア本体も中空となるため使用する樹脂量が少なくなる事から安価で対応可能です。
一方、短所には製法上小型(5cm以下は困難)のものは作れない事と、材質が軟らかいため薄いものや細いものの成形は難しく、事後変形も起こしやすい事です。
材質が柔らかくパーツ毎に分けて塗装できない為、塗装精度についてもインジェクションに比べると劣ってしまいます。
製造方法は型の内側に溶かしたPVCをはりつかせて固まったら引っ張り取る方式です。
1つの金型で1,000個程度製作できるので小~中ロット生産には最適です。 |
ポリレジン | 短納期で数十個単位での小ロット生産も可能な製法なので2~3か月先のイベントやポップアップ店舗での販売を考えられている方に最適です。
浮彫り(突出部)の造形を美しく表現できるため、首振り人形(ボブルヘッド)やご当地キャラクターのキーホルダーなどによく利用されます。
材質は陶器に近い感じで硬くて重いです。そのため落下や衝撃により突起部分などの細かいパーツが折れる場合があります。
製造方法はシリコンゴム製の型に樹脂と硬化剤を入れて化学反応で硬化させます。
シリコンゴム製の型となるのでソフトビニールやインジェクションに必要な金型に比べると初期投資を大幅に抑える事ができます。
但し、耐久性が弱いシリコンで作られた型を使用するため製品の形状によりますが、1つの型で30個程度しか製作できないものもあります。
塗装については多くが吹付け塗装と職人さんによる手塗となるため、塗装ばらつきが大きいです。
しかし、一方で職人さんの腕次第ではマスク塗装やパッド印刷では表現出来ないグラデーションや影の付け方ができるためリアルなフィギュアを作る事ができます。 |
3Dプリント | ウェインズの3Dプリントは光造形方式で製造されるため積層痕が目立たなく、表面を美しく滑らかに仕上げられます。
但し、仕上げや塗装は基本的には手作業となるため大量生産には向いていません。10個以下の生産にお薦めの方法です。
生産のための型は一切不要なので3Dデータさえあれば初期投資は0円となりますが、フィギュア単価が高価となります。
材質は陶器に近い感じで硬くて重いです。そのため落下や衝撃により突起部分などの細かいパーツが折れる場合があります。
また、UV硬化性樹脂を使っているため太陽光に晒されることで硬化し、破損(割れ)や変形が生じる場合があります。 |
製作の流れ |
①ヒアリング:お客様のご要望をお伺い致します。サンプルを見ながら大きさ、形状、素材や製法について仕様を固めていきます。 ↓ ② お見積り :お客様からヒアリングした内容を基にお見積りさせて頂きます。 ↓ ③ 3Dデザイン :3D CADを用いて量産製法に合うようにデザインさせて頂きます。 ↓ ④サンプル製作:3Dプリンターを用いてサンプルを製作致します。金型製作前の最終チェック工程となりますので形状、色味、仕様などをご確認頂きます。 ここで調整の必要が出た場合は、再度3Dデータもしくはサンプルを修正し、写真もしくは作り直したサンプルで再度チェックをして頂きます。 ↓ ⑤ 金型製作 :ご承認頂いたサンプルと同等製品が完成できるように金型や塗装マスク、量産治工具を製作します。 ↓ ⑥ 金型承認 :量産型を用いてサンプル製作致します。形状、色味、仕様など、量産前の最終チェックとなります。 ↓ ⑦ 量産 :工場にて成形、塗装、組み立て、検品を行います。 ↓ ⑧ 物流 :製品仕様や物量、納品先などの諸条件に合わせ輸送致します。販売店舗様への直送も可能です。 ↓ ⑨ 納品 :お客様に安心して使用して頂けるウェインズのフィギュアの到着です。 |
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海外工場について |
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実績のご紹介 |
①アルバルク東京 ルークフィギュアキーホルダープロジェクト モフモフのかわいいルークの写真を基に3Dデータに落とし込みます。 作成した3Dデータから頭、腕といった各部品毎に金型を起こします。その金型に樹脂を流し込み成形した後、それぞれの部品に塗装&パッド印刷をし、最後に組み立てて完成! |